お墓というものは生きている人にとっては様々に想像力をかき立てられるものです。
それは宗教的な背景に彩られていたり、古い占いや言い伝えに依ったりと様々なケースが世界各国多種多様に存在していますが、日本においてはお墓の購入にあたって良く話題に上るのが墓相というものでしょう。
墓相はそもそもは中国の風水からのものであり、日本での埋葬、供養と縁の深い仏教的なものとはあまり関わりがないようです。
この墓相そのものも、日本国内でも地域によっていろいろな解釈があり、これが正解、というものはありません。
良く知られたものは関東では縁起物とされている黒い御影石の墓石は、関西では縁起が悪いと言われて人気がありません。
このように、お墓を求める人本人がはっきりとした価値観やこだわり、宗教観を持っていない限り、特にお墓を購入する際に墓相については不必要に惑わされる必要はないといえるでしょう。
ただし一方で、自然の営みとの兼ね合いから生まれてきた風水ですから、全く根拠がないものばかりとも言えない面もあります。
例えば良くない墓相としてよく言われているのが、墓石に傷がついている、墓石の再利用、高台に設置された墓、大きすぎる墓石などですが、これらは地震などの際に崩れやすいという危険がある、という根拠があるのではないかと考えることもできます。
また風化したお墓が良くないというのも、掃除や手入れが行き届いていないお墓にしないようにと言う忠告の一つととらえることもできるでしょう。
一般によいお墓というのは手入れの行き届いた日当たりの良い場所にあるお墓です。
きちんと手入れを行っていれば、墓石の色や材質、デザイン、遺骨の納め方などについては必要以上に心配する必要はないと考えるのがよいかも知れません。
特に墓石を選ぶ際などに、因果関係のはっきりしない風水的なもの、宗教色の強いもの、言い伝えなどを根拠に墓石の選定に口を挟むような業者には逆に注意をしたほうがよいケースもあるかもしれません。
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